白亜紀 Cretaceous

白亜紀は、1億4400万年前に始まり、6600万年前に終わる中生代最後の時代です。大陸が最も細かく分裂した状態になり、海水準はさらに上昇しました。白亜紀中期には、浅い海が最大に広がりました。地球全体が温暖な気候で、南極大陸にも植物が繁り、動物が棲んでいました。花をつける植物、被子植物が始めて出現しました。巨大な竜脚類は絶滅し、代りにトリケラトプスやハドロサウルスなどの鳥盤目の恐竜が台頭してきました。またこれらの草食恐竜を食べるティラノサウルスなどの大型肉食恐竜も栄えました。海洋の約100m以深が貧酸素化した事件が、白亜紀中期に起きました。その後、高緯度の気候は徐々に寒冷化にむかいました。白亜紀末には、恐竜やアンモナイトが壊滅し、海洋表層に繁栄していた浮遊性有孔虫などの石灰質プランクトンと浅海に棲む動物の大半の種が絶滅しました。直径約10kmの小天体が地球に衝突したことによる急激な環境変動が原因と考えられています。


Image gallery  見たい画像をクリックしてください。"<" や ">" , ホイールマウスで次の画像を見ることができます
アナパキディスクス イノケラムス 第三紀境界を画する境界粘土岩