デボン紀 Devonian

デボン紀は、4億800万年前に始まり3億6000万年前までの古生代4番目の時代です。当時の陸地の分布は現在と大きく異なり、北のローラシアと南のゴンドワナの二大陸から構成されていました。デボン紀を代表する堆積物に旧赤色砂岩があります。これは、乾燥気候の下でたまった陸上堆積物です。陸上の植物は森林を形成し、種類も多様となって次の石炭紀の大発展の基礎となりました。またこの時期に両生類イクチオステガが出現し、初めて動物が上陸した例として注目されます。デボン紀は別名魚類の時代ともよばれており、シーラカンスや肺魚等の硬骨魚類が発展しました。浅い熱帯の海には層孔虫、四放サンゴ、床板サンゴやコケ虫などが礁を形成し、その周辺には、腕足類やウミユリが生息していました。


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ファコプス クモヒトデの仲間 ユーステノプテロン