企画展「白頭山の謎」展示の様子

第8回「白頭山の謎」

企画展 東北大学総合学術博物館のすべて Ⅷ
「中国・朝鮮国境の大活火山 白頭山の謎」開催の様子

企画展展示の様子

 2008年10月7日から26日までの20日間、東北大学東北アジア研究センターならびに仙台市科学館との主催で、仙台市科学館3階エントランスホールを会場に企画展「中国・朝鮮国境の大活火山 白頭山の謎」を開催しました。

白頭山は中国と朝鮮の国境に位置し、過去に何度も巨大噴火を起こしている活火山です。現在の中国東北部に渤海という国がありました。この渤海が10世紀に滅亡したのは白頭山の噴火の影響ではないか?という仮説があり、この謎をきっかけに東北大学のチームを中心として白頭山の調査が始まりました。

現地の地形図や地質図など基礎資料が少ないなかでの現地調査、さらには中国・朝鮮国境にあるためにさまざまな困難に直面しながらも一歩一歩研究を進めてきました。そして、調査をつうじて、白頭山をどのように認識し、何が理解できたのか、さらに今後、これらの謎を解き明かしてゆくためにはどのような努力が必要なのかという内容を中心に、研究成果を展示しました。

期間中、約4,000人の方々にご来場いただきました。 企画展の開催には、東北大学大学院理学研究科、農学研究科、そして防災科学技術研究所のご協力をいただきました。

↓企画展の詳細ホームページをアップしました。

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