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図版 14

Spisula voyi (Gabb, 1868)

ナガウバガイ

 



   
分類
  軟体動物門 二枚貝綱 異歯亜綱 マルスダレガイ目 バカガイ科
  Phylum Mollusca, Class Bivalvia, Subclass Heterodonta, Order Veneroida, Family Mactridae
   
時代
  ~現世
分布
  銚子以北~ベーリング海~北米北西岸(現在)
生息深度と底質
  潮間帯~水深100m,細砂泥底(現在)
   

同定のポイント

Spisula 属

殻は中大型で、うすい方。粗い成長脈がある。殻頂の下に顕著な三角形の弾帯受がある。弾帯受のすぐ上には、小さな靱帯が痕跡的に存在する(ただし、靱帯は化石ではほとんど不明)。弾帯受のすぐ前には、逆V字形をした、小さいが、はっきり突出した主歯がある。側歯を前後に持つが、あまり強くない。套線はU字形に湾入する。

竜の口層産のものは、殻頂が前方に寄っているという傾向がある。