Hollandites japonicus (Mojsisovics) 石巻市産、三畳紀
ミニ展示 自然史標本館の2階にミニ展示コーナーを設けて、様々な展示物を試験的に公開しています。 第8回 「北上山地のアンモナイト」 (この展示は終了いたしました。) アンモナイトは古生代中期のシルル紀にオウムガイから分かれてあらわれ、次のデボン紀以降、中生代終わり(白亜紀末)に絶滅するまで、何度かの危機をくぐりぬけて、世界の海洋で広く栄えました。日本にも北海道の白亜紀アンモナイトなど著名なアンモナイト産地がたくさんありますが、デボン紀から白亜紀までのすべての時代のアンモナイトが知られているのは北上山地だけです。このアンモナイトの“ 宝庫”としての北上山地産の主要な標本を、古生代、三畳紀およびジュラ紀・白亜紀の3 つのブースで見ることができます。 なお、北上山地の南部(南部北上帯)は日本列島の土台ともいうべき古い地質がよく残されている地体でもあります。この土台をなす5 億年~4 億4 千万年前の基盤岩類やそれらをおおう中期古生代の岩石やその中の化石を紹介するブースも隣接しています。
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