ミニ展示 「不思議な石」

第5回 不思議な石 2005.7~2007.11

不思議な形をした石や不思議な模様のある石、不思議な性質を持った石たちをずらりと並べてみました。不思議の正体は、生物の体そのものだったり、生物の這った痕であったり、鉱物の集合体であったり、物理的な現象の跡であったりします。正体の判っていないものもあります。自然が作り出した不思議な世界を展示しました。

7億年前の古代文字?マンチュリオフィクス・サワダイ

7億年前の古代文字? マンチュリオフィクス・サワダイManchuriophycus sawadai
時代:先カンブリア代
当初は藻類の化石であると考えられてこの学名が付けられたが、堆積物表面にできた干割れであるとする説が出てきた。

クエスチョンマークのアンモナイト

クエスチョンマークのアンモナイトPravitoceras sigmoidale
この学名は「S字形をしている曲がったアンモ ナイト」という意味である。上下の標本はこのアンモナイトの別の部位に相当する。

「高師小僧(たかしこぞう)」

高師小僧(たかしこぞう)沼地にはえる植物の根の周りに鉄分が凝集して円筒状になったもの。中心は細い空洞になっている。愛知県豊橋市高師付近の沼の堆積物中から見つかったのでこの名がある。

綿のような石 アスベスト(石綿)

綿のような石 アスベスト(石綿) 微細で柔らかな繊維状に分離する性質を持つ鉱物。燃えない性質もあり、耐火用の建材などとして工業的にひろく利用されてきた。しかし吸い込むと害があるので使用が規制されている。







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