＜企画展示＞
氷河期の人類石器と遺跡から見る仙台と韓国光州
【期間】2012年12月8日（土）〜2012年12月24日（月）
【会場】地底の森ミュージアム企画展示室
この企画展は終了しました。
近年、韓半島で約1〜10万年前の旧石器時代の遺跡が続々と発見され、当時の古地理・古環境の元手の人類の活動の様子が明らかになってきています。さらに約２万〜２万５千年前の、スンベチルゲ（剥片尖頭器）と呼ばれる特徴的なかたちをした石器が数多く発見されました。一方日本の東北地方では、1980年代に入って仙台市の山田上ノ台遺跡や富沢遺跡など旧石器時代の遺跡が発掘され、約２万年前の氷河期の環境や人類の活動の様相が明らかになりました。これらの遺跡から発掘された石器のかたちが、韓半島南部の石器とよく似ていることがわかってきました。
今回の企画展では、仙台市と韓国光州広域市との国際姉妹都市提携10周年を記念して、地底の森ミュージアムを会場とし、両市の周辺から発見された遺跡や旧石器について紹介します。石器や古環境の研究成果を通じて分かってきた約２万年前の氷河期の人びとの交流に思いを巡らせてみましょう。
主催：東北大学総合学術博物館、朝鮮大学校博物館、仙台市教育委員会、公益財団法人仙台市市民文化事業団
展示会にあわせて、公開講演会と関連講演会を開催します。詳しくはこちらのチラシをご覧ください。
展示概説書はこちらからダウンロードできます（4.9MB）。
＜公開講演会＞ 「氷河時代の日本列島と韓半島の交流ーもの作りと人の交流」
この講演会は終了しました。
日時：平成24年12月15日（土） 14:00〜15:30
講師：柳田俊雄（東北大学総合学術博物館館長・教授）
会場：地底の森ミュージアム研修室
参加：事前申し込み、一般60名（※応募多数の場合抽選）
申し込み締め切り：平成24年12月8日（土）必着
申し込み方法：往復はがき・FAX・またはE-mailに講演会名、住所、氏名、電話番号を明記し地底の森ミュージアムまでお送り下さい。
＜関連講演会＞ 「韓国後期旧石器時代後半石器群の性格」
この講演は終了しました。
日時：平成24年12月22日（土） 13:10〜14:10
講師：李起吉（リ・ギキル）朝鮮大学校教授（東北大学総合学術博物館客員教授）
会場：東北大学片平キャンパス 片平さくらホール
片平キャンパスには一般向け駐車場はありません。
バスなどの公共交通機関をご利用下さい。
片平キャンパスへのアクセスはこちらから
参加：申し込み不要、直接会場へ。（講演は日本語通訳付き）
主催：東北日本の旧石器を語る会
♦お問い合わせ先♦
地底の森ミュージアム（仙台市富沢遺跡保存館） TEL：022-246-9153
東北大学総合学術博物館 TEL：022-795-6767