トークtoトーク「チベット見聞-雲の上の暮らし」 パネリストの皆さん

企画展「はるかなる憧憬チベット」関連協賛企画 2004年2月

 企画展「はるかなる憧憬 チベット」の開催にあわせて、NPO主催の2つの行事が開催されました。

トークtoトーク「チベット見聞-雲の上の暮らし」
  仙台市博物館 講習室

 NPO「ゆいもりネット」の主催、東北大学総合学術博物館と仙台市博物館の共催で、表記の催しがありました。3人のパネリスト、片岡良知さん(見瑞寺住職・音楽家)、鈴木三男さん(総合学術博物館館長)、深野稔生さん(アルピニスト)の話題提供と参加者の自由なディスカッションを通じて、チベットの暮らしについて見聞を広め、思い起こそうという企画です。開場と同時に多くの市民が集まりはじめ、トークがはじまる前にすでに“前座”と称する話がはじまってしまいました。狭い会場は150名の参加者で、イスが足りなくなり、多くの方が立ち見の状態でした。

「チベットの現在・未来―バイマーヤンジンさんが語り・歌う」
 東北大学理学研究科附属植物園講義室・ホール

講演されるバイマーヤンジンさん NPO法人「地域・大学連携機構」主催、東北大学総合学術博物館、東北大学理学部研究科附属植物園共催で、チベット出身の声楽家、バイマーヤンジンさんをお迎えして、講演「天に一番近い大地、チベットの現在未来」と「チベット歌謡&対談」が行われました。バイマーヤンジン(チベット語で、蓮の花にのった音楽の神様の意)さんは、中国国立四川音楽大学で西洋オペラを専攻し、94年来日後は、コンサート・公演を通じてチベット文化の紹介をおこないつつ、チベットでの小学校建設運動に取り組んでいます(すでに6つの小学校が開校)。親しみやすい語り口での講演は、148名の参加者の皆さんをいつのまにかチベットの風土に招き入れてしまったようです。第二部ではチベット歌謡を数曲歌っていただきましたが、狭い会場がバイマーヤンジンさんの声量にふるえました。会場では、バイマーヤンジンさんの著書やCDの即売会、チベット・ネパールなどの民芸品などのチャリティー即売会も行われましたが、たちまち売り切れとなりました。当日の募金や即売会の収益などはチベットの小学校建設運動に拠金されました。

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