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「鋼鉄の父 本多光太郎」展 「人類の金属利用の歴史」展
「東北のマテリアル・リサーチ」と並行して開催される展示です。
 (「東北のマテリアル・リサーチ」終了後も2月27日まで開催いたします。)

「人類の金属利用の歴史」展

2005年2月1日(火)~2月27日(日)
 
 
私たちのくらしはさまざまな種類の金属の利用のうえに成り立っています。私たち、人類の歴史は金属を利用する技術の発展史ともいえます。
 この展示では、人類の金属利用の始まりから、近代製鉄まで、精錬などの生産技術の発達に焦点をあて解読いたします。
 展示資料は、日本金属学会、金属学・金属工学の基本資料として収集し、旧金属博物館に展示されていた資料から、13点を選び展示します。
展示資料紹介
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隕鉄 隕鉄
 ナミビア産隕鉄。網目のような模様はウィッドマンシュテッテン構造とよばれるもので,ニッケルを多くふくむ,鉄-ニッケル合金でできた隕鉄が高温から冷却する過程でできる構造です。
自然銅 自然銅
アメリカ・カナダ国境地帯の銅山地帯の自然銅。自然銅は純度が高く,金属使用の初期にはこれを使いました。高純度の銅を使っている銅器は古い時代の可能性があります。
エトルリアの鉄滓 エトルリアの鉄滓
 紀元前650年ころ中部イタリアにあったエトルリア王国の製鉄遺跡から出土。
青銅つり針 青銅つり針
 タイ・ラオス・ベトナム国境地帯のバンチェン出土の青銅製つり針。紀元前2000年ころ。
青銅製留め針(めがね形フィブラ) 青銅製留め針(めがね形フィブラ
衣装の端を留めるピン。紀元前7-6世紀アドリア海沿岸のギリシャ植民都市の墓地より出土。眼鏡形留め針の完全な物は数点しかありません。
ローマ時代の鉄釘 ローマ時代の鉄釘
スコットランドにあるローマ帝国最北の要塞インチトゥトヒル(Inchtuthil,Perthshire,UK)から出土した87万本の鉄釘の一部。
青銅短剣 青銅短剣
イランのアムラシュ出土の青銅製短剣.紀元前1,500~700年。現在のイラン北部,カスピ海に近いギラーソ州で古くからしられた青銅器文化の遺物と考えられます。
復元された三角縁神獣鏡 復元された三角縁神獣鏡
 新沢千塚出土品により京都芸術大学内田研究室で復元製作されたもの.三角縁神獣鏡は弥生時代末期から古墳時代前期の青銅鏡で,魏から日本への贈答品か日本でのオリジナルバージョンかの論争があります。
鼓銅図録 鼓銅図録
最盛期の日本での銅製錬の様子を美しい彩色木版画として紹介し、大坂(現在の大阪市)鰻谷の住友家吹屋に来訪する幕府役人やし清国・オランダ人に、現在で言う「企業紹介資料」として配布したと考えられているのがこの「鼓銅図録」です。本図は絵図27枚と漢文の解説からなる冊子本ですが、本館所蔵品は巻物に表装してあります。題字は太田蜀山人(1749~1823)、絵は丹羽桃渓元国(1760~1822)、文は住友家大阪吹所総支配人増田半蔵(?~1821)の手によるものです。
奉納用鉄剣 奉納用鉄剣
 紀鋳型で鋳造した神社に奉納するための鉄剣。安政4年(1857年)気仙郡矢作村(現在の岩手県陸前高田市矢作町)宝生山烱屋(ドウヤ・たたら)奉納。年代と製錬地がわかる仙台藩の唯一の製鉄資料。
幕末軍艦の鉄板 幕末軍艦の鉄板
 戊申戦争時の函館軍の軍艦「高雄」の残骸.「高雄」は,宮古湾海戦(1869年: 明治2年)で,宮古湾に停泊していた新政府軍の最新鋭鑑「甲鉄」奪取のため,「回天」「蟠龍」とともに,突入を図りましたが,直前に機関が故障し,後新政府軍「春日」に追撃され,座礁しました。
鉄製アイロン ガス加熱式 鉄製アイロン ガス加熱式
 イタリアで1880-1930ころ仕立屋が使ったガス加熱のアイロン。
山内ピッケル 山内ピッケル
 大正末期に東北帝大金研附属工場主任をしていた,山内東一郎(1890~1966年)によって作られた優秀な特殊鋼製国産ピッケル。山内東一郎の完成期の作品と称される1957年(昭和32年)作第2,000号です。