青島貝塚遺跡


縄文時代後期 

■青島貝塚出土の人骨(縄文時代中期〜後期)

 宮城県登米郡南方町青島屋敷に所在する。蕪栗沼の北東にある青島貝塚は、オオタニシ・ヌマガイ・イシガイ等の淡水性貝類を主体とする縄文時代中期〜後期の遺跡である。大正7年に松本彦七郎博士の調査によって14体の人骨が発見された。また、昭和44・45年の南方町史編纂の一環として発掘した際には屈葬された9体の人骨が検出された。今回、展示した人骨は松本彦七郎氏が発掘した東北大学理学部所蔵の全身骨格である(写真10,写真は頭骨のみ)。

10. 青島貝塚出土人骨:頭骨
11. 貝塚遺跡:全景

12. 青島貝塚遺跡:人骨の出土状況 昭和44年発掘の第101号人骨


写真11,12:「宮城県登米郡南方町青島貝塚発掘調査報告―内陸淡水産貝塚の研究―」から転載。