東北大学は2007年に創立100周年を迎えました。大学ではこの間さまざまな発明や発見が生み出されてきましたが、それらは研究者だけの努力でなしえたものではなく、そこに研究教育をサポートする技術者たちの努力を見逃すことはできません。今回の企画展では、東北大学の研究教育活動を紹介する中で従来あまり取り上げられることのなかった、「大学の研究教育を支える技術者たち(技術職員)」と彼らの行っている「技術」にスポットをあてたいと思います。東北大学100年の研究教育の歴史において、大学の研究教育を支える技術者のはたした役割をふりかえり、彼らがうけついできた様々な学問分野の多岐にわたる技術と、その仕事振りを紹介します。