モンゴル、サイハンウンドルオボー山付近での草原でキャンプ

平成21年度公開講座 「ミュージアムトーク2010 アジア大陸を歩く」

標本館展示室にてのミュージアム・トーク 総合学術博物館では、2009年度公開講座として、2010年2月27日から3月20日までの毎週土曜日に、東北大学理学部自然史標本館および合同棟において、ミュージアム・トーク2010「アジア大陸を歩く」を開催しました。アジア大陸は、約6億年以上前の先カンブリア紀からあった古い大陸の破片が集まったモザイクとなっています。この巨大大陸は、南半球にあったゴンドワナ大陸から古生代中頃以降に何回かに分かれて分離した大陸片が北上し、北半球にあったシベリア古陸に衝突することによって成長してきました。ミュージアム・トークでは、当館館長の永広昌之教授の最終講義をかねて、このアジア大陸の形成の歴史を4回にわけて紹介しました。自然史標本館の展示室を会場として、講演者と受講者との距離をできるだけ近く感じてもらうために1回につき30名までの少人数での開催を企画しましたが、大変嬉しいことにいずれの回も募集定員を大幅に上回る応募がありました。そこで第1回~第3回については同じ講座を同日午後1時からと3時からの2回おこなうことで、なるべく多くの方にご参加いただく努力をしました。それでもなお定員を上回り、お申し込みをお断りさせていただくこともありました。ここにお詫び申し上げます。

4回にわたる講演を終えられた永広先生、お疲れさまでした。 講演終了後には、永広教授のご退職を記念して、沢山の花束が贈呈され、あたたかなムードの中で永広教授の新たな旅立ちを祝福していただきました。講演会に参加された皆様方には、講義室が狭くてご迷惑をおかけいたしましたが、このように盛大な会にしていただきましたことを、博物館スタッフ一同、心より御礼申し上げます。

講演の内容は、ニュースレター35号をごらんください。

 

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