熊野堂横穴墓群


古墳時代

■熊野堂横穴墓群出土の人骨(古墳時代)

 宮城県名取市高館熊野堂字大門山に所在する。熊野堂横穴群は、名取市の西側、高館丘陵に位置する古墳時代終末期に形成された墓地である。100基以上からなり、その分布のまとまりからA・B・C地区に分けられている。今回、展示した人骨は、平成元年に名取市教育委員会によって発掘されたA地区の横穴墓より出土した人骨である(写真17)。共伴した遺物から7世紀を中心とした時期と推定される。

17. 熊野堂横穴墓群出土人骨:頭骨
18. 熊野堂横穴墓群(A地区):発掘風景
19. 熊野堂横穴墓群(A地区):横穴墓内の人骨の出土状況


写真18,19:名取市教育委員会提供