太陽神アモンの角/アンモナイトはなんの仲間?/みちのくはアンモナイトの宝庫 東北大学総合学術博物館

太陽神アモンの角

太陽神アモンの角

太陽神アモン ©2009 National Museums Liverpool

古代エジプトの太陽神アモン(Ammon)は羊のような渦巻状の角をもっていました。アンモナイトも多くは渦巻状に巻いた殻をもっていて、その形はよく似ています。アンモナイト(ammonite)という呼び名は、アモン(Ammon)と石をしめす-iteを合体させたものです。

わが国では、アンモナイトの和名として「菊石」が用いられてきました。横山又次郎(東京大学)の造語です。ジュラ紀や白亜紀のアンモナイトに、縫合線が菊の葉のふちどりのような複雑な形をしているものがあります。アンモナイトの和名「菊石」はこの縫合線の形に由来するという説もありますが、それよりは、ジュラ紀のアンモナイトに多い、ゆるく巻いた殻と放射状の肋(殻の表面の盛り上がったスジ状の模様)の形が菊の花に似ているからというのがより確かな説のようです。ジュラ紀のアルニオセラス、ペリスフィンクテス、クラナオスフィンクテスなどがその仲間です。