流英

公開施設、記念碑等

流英

【説明文】
 この作品は、チタン板の素材を陽極酸化することにより発色させたものである。電解液中でチタンを陽極酸化すると二酸化チタン皮膜が生成し、 チタン板表面での反射光は大気/皮膜/素地三相界面での多重反射干渉によって着色する。これを干渉色と言い、二つの白色光が干渉するとある波長の光は強め合い、 ある波長の光は弱め合って光の組成が変わり、その結果着色して見えるようになる。
 この作品では、各部の膜厚を変化させ、干渉色の色を変えて幻想的な光の流れを表現している。題目の「流英」とは、水に流れる花びらを意味している。
本作品は株式会社神戸製鋼所で制作され、同社のご厚意によって本学に寄贈された。
1998年4月20日

アクセス

B01 マテリアル・開発系 教育研究棟 1F