不和祐名誉教授 本多記念賞受賞記念植樹

公開施設、記念碑等

不破祐名誉教授 本多記念賞受賞記念植樹

不破祐(1915(大正4)-2013(平成25)年)
熊本県出身、6人兄弟の5番目に生まれる。不破家は細川家と縁故があり、不破が10歳の時に父親が亡くなって以降、6人の子供たちは細川家の援助のもと大学へ進学した。 熊本第五高等学校で医学を学び、東北帝国大学金属工学科へ進学、1941年に卒業後大学院へ進学、特別研究奨学生や助手を経て同第一講座(後に鉄冶金学講座に名称変更、現工学研究科・工学部材料化学総合学科金属プロセス工学研究室)の講師(1945年)次いで助教授に就任(1946年)。1954年から1957年まで渡米してマサチューセッツ工科大学大学院のJ・チップマンの下で研究に従事、1958年に博士号を取得。帰国後、1962年から1979年の定年退官まで東北大学金属工学科鉄冶金学講座の教授を務める。その後1994年までの15年間、新日本製鐵(株)の顧問に迎えられ、数多くの研究者や技術者を指導した。この期間にそれまでの「鉄鋼製錬の物理化学的研究」が評価され、本多記念賞が贈られた。 不破は海外での評価も高く、日本人では初めてNational Academy of Engineeringの会員として推挙された。 1974年にはAmerican Institute of Mining, Metallurgical, and Petroleum Engineers (AIME)の特別研究員に選ばれ、1984年にはAIMEのDistinguished Memberとなる。

【碑文】
不破祐名誉教授
本多記念賞受賞記念植樹
昭和59年5月

関連情報

東北大学 金属プロセス工学研究室/沿革 http://www.material.tohoku.ac.jp/~tekko/history/index.html 

アクセス

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