珪化木 Silicified Fossil Wood

公開施設、記念碑等

珪化木 Silicified Fossil Wood

珪化木は、木の幹が化石化する過程で、珪酸成分(二酸化ケイ素、SiO2)がしみ込んで硬くなったものです。石英やメノウと同じ成分です。展示している標本は、セコイア類の幹と考えられ、内部に年輪も残っています。 仙台に分布する約300万年前の厚い火山灰の地層の中から見つかりました。 300万年前の仙台地域に大規模な火山活動が起こり、広い範囲に火山灰を積もられ、火砕流が森を覆い尽くしました。これと同じ時代の珪化木は、 広瀬川の霊屋橋下流で、地層から顔を出したままの状態で観察することが出来ます。

その他の情報
300万年前の森
産地:仙台市青葉区中山不動尊付近 Nakayama, Sendai City
時代:鮮新世 Pliocene, 3 million years ago

アクセス

H 自然史標本館 総合博物館 駐車場付近