50mも行くと、大きな露頭があります。下の方の白っぽい表面の層(画面の右下部)は、前にみたシルト質凝灰岩ないし凝灰質粘土岩で、貝化石の出てくる層準は、これよりも上の、表面が赤茶色になっているところ(画面中程)です。その上にまた白っぽい層がみえるのは、竜の口層の上部の、鍵層となる凝灰岩層です。さらに上には、向山層が見えています。この辺りで地層は東に(下流側に)20°くらい傾いています。